本講座は、東京大学総長室直下の総括寄付講座として、2020年10月1日に設置されました。「社会実装によるナレッジエコシステム」の構築を目指した研究と実践を展開いたします。図に示すように ①産業、②医療介護、③地域・自治体、という3本の柱で研究をすすめてまいります。

3領域それぞれが、社会システム研究・構造化知識研究を展開し、ナレッジエコシステムのサイクルを回す「多様なアカデミアと現場との共創環境」を整備します。具体的には、若手研究者と産業系有志・医療介護経営者およびエキスパート・自治体有志が集う、研究プロジェクト・研究会・協議会・コンファレンス等を、アクティブに実施し、産業・医療介護・地域自治体領域における「デジタルトランスフォーメーション※1」を実現する活動を、企業・医療介護施設・自治体等と、一体化して推進します。

2021年1月1日に3名、4月1日にさらに1名の本講座所属教員が着任し、本格活動を開始しました。

目的

Quality と Health は、人間中心の社会システムを構築する上で重要な概念です。両者を基盤におき、カスタマーデライト(Customer delight:顧客の喜び・価値実現)を持続的に提供するための「サービスエクセレンス」と呼ばれる組織能力を有する社会システムをナレッジエコシステムとして研究開発します。産業・医療介護・地域みまもりの3つの柱に関係する組織・企業とのしなやかなつながりを維持する各種アカデミア内研究会を設置し、アクションリサーチを展開し、現場でのナレッジの特定、アカデミアでの当該ナレッジの構造化、および現場での当該ナレッジの再利用のサイクルを回し、エクセレントサービス設計およびサービスエクセレンス能力獲得の知を強化・循環させるナレッジエコシステムを構築します。これらの研究に加え、提案する社会システムを運用する人財を育成するための高度教育プログラム開発を行い、Society5.0、SDGs に対して、課題解決に向けた社会実装の科学化をすすめます。

研究課題

社会システムをナレッジエコシステムとして設計・構築するために、以下の研究を行います。

  • エクセレントサービスの設計技術 ・組織能力としてのサービスエクセレンス構築の方法論
  • 社会システムの設計とサービスエクセレンスの組込みのための方法論
  • 良質性と生産性を両立させる運用技術・生産革新技術
  • 構造化知識の開発・活用・評価・改善の高速化PDCA構築方法論
  • 標準化・国際ルール化・プロセス管理に関する研究
  • イノベーション・社会実装のためのシステムアプリケーション開発

期待される成果

  1. エクセレントサービスの設計モデル・実現と持続化の方法論
  2. PDCA サイクル高速化のための指標と計測・評価手法
  3. 医療介護知識の可視化・構造化・標準化と再利用化のための方法論
  4. メンタルヘルスマネジメントシステム・こどものみまもり支援システム
  5. サービスエクセレンス高度教育プログラム

等が、研究成果として提案・社会実装されます。これらの成果の実装・活用により、産業、医療・介護、地域・自治体の領域毎に、課題解決のPDCA サイクル速度が向上し、外部環境変化に対応できる組織能力を保持できるようになることが期待されます。必要とするサブ社会システムが構築されることで、国の能力強化と国際貢献が、より科学的に強化される仕組みができていきます。

寄付者一覧

ご寄附のお願い

ナレッジエコシステムのしくみを有するQualityとHealthを基盤とするサービスエクセレンス社会システムの構築を目指し、ご寄附をしてくださる寄附者を募っております。寄附者との個別の共同研究も積極的に展開いたします。みなさまの温かいご支援・ご寄附をよろしくお願いいたします。

【寄附金受け入れ先:東京大学基金】 https://utf.u-tokyo.ac.jp/privilege

一般の寄付講座と異なり、総括寄付講座の場合、みなさまのご寄附は東京大学基金が受入れ、当該総括寄付講座設置運営のために用いられます。東京大学基金へのご寄附の場合、寄付総額に応じた銘板が作成され、歴史ある東京大学安田講堂内に貼付されます。また東大が開催する様々な行事へのご招待もございます。

※一般企業様への募集寄附額:年に100万円×5年間(未満も可)  ※個人でのご寄付も可能です。
ぜひ、東京大学とのしなやかなつながりを実現させていただけますようお願いいたします。

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